はつこい文庫

ゆるいブログです

手探りでもちゃんと生きていけるから

温かいご飯とお布団。安心する食べ物に寝床に居場所。人間にとって本当に大切なものはこれなんじゃないかって時々思う。生きることの資本であり根源であること。睡眠と食事と居場所。どうかわたしの好きな人たちが今日も美味しいものを食べて安心して眠れますように。わたしは日々願っている。


中学生の時に男女間トラブルで色々あり、最後の1年は半ば心を壊したように生きていた。自分は普通だと言い聞かせながら先延ばし先延ばしにしてきた、救わなくてはいけない大事な心の中心部が壊れていることに気がついたのは高校生になってからだった。何もしていないのに存在を否定されることに怯えて、笑い声はみんな自分を笑っているように聞こえて仕方なかった。友達はいつも心なしか元気のないご飯もあまり食べないわたしのことをすごく心配してくれたけど、相談事をするのにはあまりにも知り合ってからの期間が短すぎた。それでも騙し騙しやってきて、ある日ぱちん、とついに心が壊れてしまった。気がつけば泣いてうまくまっすぐ人の顔が見られない。どうしたらいいのか分からなくて保健室の革張りのソファーでひたすら泣いていた。病院に行くけど一時の気の迷いだとか教室に行けているだけいいとか言われ、薬ももらえなかった。何とかネットの検索を駆使して自分の症状と当てはまる病名を探し出したとき、ああ、やっぱりわたしは普通じゃなかったんだ、って認めることができて少しだけほっとしてやっと息が吐けた。自分を客観的に見つめ直すことの難しさや、どうしてわたしは頑なに自分を顧みることができなかったんだろうってたくさんたくさん考えた。正解はないし答えなんてなくていいんだけど、きっと「普通から外れる」ことが嫌だったんだと思う。まっすぐに真っ当に生きている人の目を見て、ざくざくと刺さる視線から目を逸らしたかったんだと思う。もっと清潔に清純に知らなくてもいいことは知らずに甘やかな世界で生きていたい。新しい自己嫌悪に巻かれて今度こそだめかもしれない、って立ち止まってしまった私を救ってくれたのが、白石麻衣ちゃんだった。


前のブログにも書いたけど、私が乃木坂を好きになったのがたぶん6th ガールズルールの期間中。2013年夏。第一印象は、この子、可愛い だった。この辺の記憶は私が忘れたいが為に曖昧なんだけど、恐らくわたしが乃木坂を好きになったのはこの頃。この子みたいになりたい、どうしたらなれるんだろう、って思って雑誌を買ったりブログを読んだりしてメイクや髪型を真似した。今までの自己嫌悪の気持ちがきっと、白石麻衣ちゃんになりたいという方向にシフトしたんだと思われる。まあいっか、このままで って初めて思えた。
わたしは白石麻衣ちゃんが好きすぎて同じ前髪を作ったんだけど、それは今では謎の自信となってわたしの中に残ってる。謎の自信。まいやんと同じ前髪だから!っていう謎の自信として。好きな人とお揃いだという勝手な自信は、今でもわたしの中に少しずつ積み重なってわたしの軸となって残り続けている。わたし、今でも初対面の人に好きな小説言えない。何それ知らないって言われるのが怖くて。でもやっと、好きな歌手誰?って聞かれて、乃木坂!って言えるようになったよ。白石麻衣ちゃんがわたしを暗くて狭くて薄ぼんやりした光しかなかった場所から引きずり出してくれて、わたしに生きるための自信をくれた。もうそれだけで白石麻衣ちゃんはわたしにとって最高のアイドルだし、一生愛してやまない人。いつか、本人を目の前にして言えたらいいな。でも、泣いちゃうかも。女優だってモデルだっていくらでもできただろうに、アイドルをしてくれてありがとう。そんな思いでわたしは白石麻衣ちゃんを見つめてる。


最初に書いた、温かいご飯とお布団。安心する食べ物に寝床に居場所。わたしが大切にしているものたちを、大好きなアイドルたちもできているのかな、できていたらいいなっていつも考える。5thバースデーライブ 橋本奈々未卒業コンサートが出たとき、真っ先に思ったのは、この売り上げ、ちゃんと橋本奈々未ちゃんに行くのかな、ということだった。邪な考えではなくて、1番彼女が頑張ったであろうコンサートの売り上げはちゃんと本人に届くのか、ということ。ななみん、これでおいしいもの食べたりできるのかな、ということだった。華やかな衣装に身を包んで歌を歌ったり、絵画のようなセットでの雑誌のモデル姿も勿論見たいし大好きなのだけど、1番はやっぱり、ちゃんと美味しいものを食べて安心できる場所で眠ってほしい、ということを願ってしまう。少しでも叶うといいな、という願いを込めて雑誌やCDをできる範囲で買っている。笑っていてほしい。幸せでいてほしい。私を幸せにしてくれてありがとう。罪滅ぼしと言うと聞こえが悪いけれど、代償と言うと違う気がするけれど。彼女たちを私が応援するのにはそのような意味も含まれてはいるけれど、1番はやっぱり幸せになってほしいと言う一心から。


白石麻衣ちゃんは私を引きずり出してくれた人で、星野みなみちゃんは私の憧れ。星野みなみちゃんから今のネットネームもお借りしています。最近写真集を発売してよに名前が出たので少し寂しくも頑張れ、って思っています。いっぱい売れるといいな。それでみなみちゃんが幸せなこといっぱいできたらいい。たまにブログ更新して近況知らせてくれたらいいや。本当に本当に、これしか言っていないけど、美味しいもの食べてよく寝て幸せになってほしいな。アイドルに限らず、わたしの大切な人たちには。頑張ることも大切だけど、休むことも大切だよ。充電しながら頑張ろうね。大丈夫。根拠のない大丈夫は、人生において大事だから。だからわたしはいつまでも言い続けます。大丈夫!一緒に幸せになろうね。大丈夫。大好きだよ。