はつこい文庫

ゆるいブログです

ねえ、わらって

手に入らない人をずっとずっとすきでいるのは楽ちんで、でも叶うことだけが恋ではなくて。ゴールがない恋は、終わることがないぶん幾分かずっとしあわせだ。恋をしている。叶わない恋をずっとしている。

 

 

 

わたしは心のなかで君を殺したり生かしたりできる。君はきっと偶像崇拝も許してくれる。いつかわたしが君をすきじゃなくなったって許してくれるだろう。そのときわたしはなにを思うのかな。確かなのは、振り返ったとき歩んできた日々はしあわせだと思うということだけだ。

 

 

 

変化が嫌いだった。いつまでも同じがよかった。いつもの、がよかった。流れていく景色の中にはいつも君がいた。変化が嫌いなわたしが動いた季節に君もまたつぎの世界へ行く。変わらないもの、変わっていくもの。後者に当てはまる君を見たくはなかったのかもしれない。いつだって同じ場所で笑っていて欲しかった。ドームの真ん中、スタジオのなか、どこだってうれしかった。君がいてくれたらそれで。

 

 

 

大丈夫って言って。根拠がなくても。泣きたくなったら帰ってくる場所を教えて。真っ直ぐ見つめたさきには君がいてくれることを信じてわたしは歩くしかない。背中を押して。どうか笑顔で未来を見せて。

 

 

 

だいすきはたくさん言わなきゃね。言い過ぎなんてことないでしょ?いつか居なくなってしまうその日まで、どうぞよろしく。