滑り込んだ改札鞄にはお守りのCD
外用のわたし中身はぐちゃぐちゃだけど
小さなiphoneに詰め込まれた本当のわたしは
イヤホン越しの君に支えられて生きている
フォーク刺した桃色のタルトは
ワンピースの水色に溶けて
地下鉄に流れて消えていった
ばいばいとまたねは違うでしょ
ちゃんと覚えて
服の系統がかわったメイクがかわった
髪の色がかわった生きているから
君もわたしもおんなじぶんだけ歩いて
かわっていくんだいつまでもここにいたいけど
わたしを支えてくれたなにもかもが
今はぜんぶこの場にはないように
やがて君も離れていくのかな
それまではちゃんと支えていて
君の言葉仕草なにもかもが
わたしの一部になるまで
セーラー服のプリーツが似合わない
否定された可愛さはわたしが貰うよ
明日も笑っていられるならさ
深夜のアイスも許されるかな